ミノキシジルを長期間使っていると、発毛効果が見られた当初の勢いは次第に弱まっていくと言われています。
つまり、ミノキシジルも長期間使用していくと、耐性ができてしまうとする考え方があると言うことです。これが本当だとするとミノキシジルの育毛・発毛効果は、ずっと継続するわけではないということになります。
ただし、こうしたミノキシジルの耐性は誤解だとする見解もありますのでご紹介しておきます。
まず、ミノキシジルの発毛の仕組は、萎縮した毛包を健康な太い毛包に変えていくというものです。そして、この健康な毛包に戻すまでに、実に2年から、場合によっては3年という長い期間がかかると言うのです。
またミノキシジルは、新しく生えてきた髪の育成周期(生えてから脱毛するまでのサイクル)も長くするということです。
つまり、ミノキシジルは毛包を太く健康にして、新しい髪の寿命を長くするのですが、その過程はじつに2年程度かかるのが普通だというのです。
ここで注意するべき点は、数ヶ月から半年で育毛・発毛効果が見られたとしても、それはほんのまだ初期の経過で見られる発毛現象であるということですね。
多くの方は、ミノキシジルを長く使っていくと、目に見える効果が感じられないことから、耐性ができて効果がなくなったと判断して使用を中止してしまうようです。しかし、発毛の進捗状況から、安易に耐性が出来たと判断しないで、継続使用をした方が最終的に良い結果に繋がるようです。
また、せっかく使用を続けてきて毛包の状態が改善傾向にあっても、途中で使用を中断してしまうと、新しく生えてきた髪も3,4ヶ月で脱け落ちてしまうということです。
こうした見解を見ると、初期的な発毛効果が得られた場合は、予算が許すのであれば、出来るだけ使用を継続しておいたほうが良いようですね。初期効果すら見られない場合は無理に継続しないで、ある程度自分で納得のいくところで止めるしかありませんが、そうではないのなら、出来るだけ続けてみてはいかがでしょうか。
なお、この見解は、あくまでアメリカFDAで正式認可されている、5%ミノキシジル製剤を使用した場合にあてはまるもので、錠剤のミノキシジル使用環境でのものではありません。